火山噴火 成田まだ混乱…炊き出しで市が支援(毎日新聞)

 アイスランドの火山噴火で欧州便の欠航が続いている成田国際空港では19日、イタリアへ向かう一部路線で運航が再開されたが、なお混乱が続いた。

 航空各社によると、同日の欠航は計50便。オーストリア航空の成田発ウィーン行きの便は同日午前に運航再開を決め、搭乗手続きを始めたものの現地の状況から運航は難しいと判断。出発予定時刻の約30分前に欠航となった。一方、日本航空は乗客を乗せていないモスクワ行き回送便1便(245人乗り)を運航。モスクワ便は15日を最後に運航が止まっており、現地に延べ2便分の乗客が滞留。現地の発着が可能になったため、救援便として送った。

 空港のある千葉県成田市は19日、滞留中の外国人旅行客のために成田山新勝寺の無料見学ツアーを開催。バス2台をチャーターし、参道の旅館で炊き出しのおにぎりを振る舞った。21人が参加し、16日から空港で過ごしている英国の会社員、イアン・ディクソンさん(26)は「着替えも底を突き、空港のトイレで服を洗ってしのいでいる。成田の人々がもてなしをしてくれるのはうれしいが、本当は航空会社が責任をもってケアすべきだ」と話した。

 一方、大露天風呂で外国人観光客に人気がある群馬県みなかみ町の旅館「宝川温泉汪泉閣」では、海外観光客のキャンセル・日程変更が19日までに約10件あった。フランスとルーマニアで浄瑠璃を取り入れた「ハムレット」を公演予定の新潟市芸術文化振興財団主宰のグループ(22人)は新潟空港で足止めされており、21日のパリ公演を中止した。【山田泰正、斎川瞳、新井敦、黒田阿紗子】

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